チープ・トリックのライブに初参戦しました!

ライブの情報をキャッチした時には、すでにチケット発売後。
良席は望めそうもなく、しかもチケット代は16000円……。正直、少し迷いました。
とはいえ、クラプトンやスティング、そして次に控えるマライアキャリーに比べれば“お得”。
さらにフェアウェル(最後の)公演とあって、「この機会を逃したら後悔する」と思い、スタンド後方席ながらもチケットをゲットしました!
私がチープ・トリックに出会ったのは、映画「トップガン」(1986)のサントラ。
フライング気味に「Mighty Wings」が流れるエンドクレジットがとにかくかっこよく、ケニー・ロギンスが歌う主題歌よりも断然この曲が好きになりました。
高校時代にリリースされた「Lap of Luxury」(1988)というアルバムが大好きで、高校時代にCDを何度も何度も聴きました。
この頃のヘビーローテーションは、「Lap of Luxury」とINXSの「KICK」でしたね。
ところが今回のライブは、主に70年代後半の初期ナンバーが中心。
それもそのはず、彼らは1978年の日本武道館公演をきっかけにアメリカへと“逆輸入”され、世界的ロックバンドへと上り詰めた存在。
今回は、そんなバンドのフェアウェル公演なので、当時の楽曲中心の構成は当然といえば当然です。
「Lap of Luxury」から演奏されたのは「The Flame」だけ。
個人的には少し残念でしたが、仕方ありませんね。
しかも御年72歳のロビン・ザンダー、この曲ではやや声が苦しそうで……。
(あらためて、前月に参戦したスティングの凄さを痛感しました。)
さて客層ですが、ほぼ私より先輩ばかり。
クラプトンの時よりも平均年齢が高い印象で、ちょっと驚きました。
きっと、1978年の初武道館ライブに参戦していた方々も多かったのでしょう。
そんな人たちにとっては、まさに感慨深い夜だったと思います。
観客のノリも印象的で、ライブ中は独特の一体感が生まれていました。
その完成された“ノリ”に圧倒され、正直ついていけない場面も(笑)。
30年前に初めてサザンのコンサートに行ったとき、曲ごとにお決まりの動きがあるのを知って驚いた――そんな記憶がふとよみがえりました。
チープ・トリックの新参ファン(一応40年近い歴ですが、、、笑)、かつここ30年ほとんど楽曲を聞いてこなかった不届き者としては、十分に楽しめたライブとは言えませんが、貴重な場に立ち会えた満足感いっぱいのライブでした。

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