
ブログに観た映画について書き始めてはや4ヶ月目。
何事も長続きしない私にしては珍しい方かもしれません。
もともと映画が好きだという事もあるかもしれませんが、ブログに記録を残すことで、「いつでも見れる」から「積極的に見る」に意識が変わったような気がします。
何となくスマホゲームをしたりテレビを見てるよりもよっぽど生産的な活動だと思うので、これからも自分のペースで続けられればよいなと思っています。
さて、今月も劇場で鑑賞した作品はありません。
GW作品が公開されているというのに、、、。
そして、プロ野球シーズンが始まり、配信の視聴時間が激減するかと思いきや、映画を10本、ドラマを3作、ドキュメンタリーを2作鑑賞しました。
ほぼ、先月と変わらないペースでした。
いつもどおり、具体的なネタバレは避けたつもりですが、内容の想像がつくようなコメントは一部含まれてますので、ご了承ください。
配信で鑑賞した映画 (初見の作品は太字)
- ソウルの春(2023)
【★★★★4・Amazon Prime】
2月に「タクシー運転手 約束は海を越えて(2017)」を鑑賞し、自分が子供時代に韓国で起こっていた悲惨な史実(1980.5.18-27 光州事件)を知り、ただただ衝撃を受けました。
この映画は、後の光州事件の発端となった半年前の軍事クーデターを描いています。
この映画は「ファクション」(ファクト+フィクション)ですので、登場人物の名前こそ違え、描かれている内容は、ほぼ史実に基づいているようです。
ゆえに後味は悪く、救いのない映画です。
半世紀近い時が流れ、いまの韓国が、私にとって非常に魅力的で、常に旅行に行きたいと思う地となっていることが救いです。
この映画は2023年の年間観客動員数第1位を記録し、「パラサイト 半地下の家族(2021)」を超える1300万人が劇場に足を運んだそうです。
日本では、このような骨太の映画はまずヒットしないだろうし、なにより製作されないだろうと思うと、韓国エンタメの凄さに圧倒されます。 - ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025)
【★★★3・Disney+】
「ファンタスティック・フォー」は2015年版しか見ていません。
あまりの世界観の違いに驚きましたが、2015年版がとにかくつまらなかったので、それに比べれば最後まで楽しめました。
とはいえ、マーベル作品にちょくちょく登場する想像を絶する巨大なサイズ感の敵に、今回も少し冷めてしまいました。
今作の敵ギャラクタスですが、星くらいのデカさなのかと思わせながら、実はゴジラくらいのサイズだったりして、なんだかよくわからなかったですね。
舞台は地球ですが、アベンジャーズが存在している世界ではなさそうだし、どのように「アベンジャーズ/ドゥームズデイ(2026)」に合流するのか楽しみです。 - ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023)
【★★★3・NETFLIX】
この手の映画としては考えられない上映時間の長さに、見るのを躊躇していましたが、見てしまえばアッっという間の169分でした。
見たことのないアクションを楽しむ映画ですので、ストーリーには期待してないものの、とはいえ今作も無茶苦茶でしたね。(笑)
これまで聞いたことないルールが当たり前のように出てきて、それがこの映画の肝だったりするのは、これぞ「ジョンウィック」とも言うべきか。(笑)
凱旋門でのカーアクションと格闘アクションの融合は初めての体験でしたが驚きは少なく、さすがにこのシリーズの見どころ”これまで見たことのないアクションシーン”も4作目まで来たらネタ切れ気味かと思いきや、終盤近く、建物内のアクションシーンでやってくれました。
もう何の視点かわかりませんが、上空からの俯瞰で延々とアクションを見せられます。俯瞰なのでアクションシーンと言ってよいのかどうかも分からないレベルです。でも、これがツボにはまりました。(笑)
相変わらず、絶えることなく出てくる無数の敵といい、もう映画全体がゲームそのものですね。
ツッコミどころ満載のシリーズでしたが、シリーズの締めくくり方は個人的にかなり好みです。
そんなこと言いながら5作目が製作されるかもしれませんが。
どうやら、スピンオフ映画の「バレリーナ」だけでなく、テレビシリーズもあるようです。おいおい見てみるとしますか。 - スクール・オブ・ロック(2003)
【★★★★4・U-NEXT】
2003年の映画ですので、もう20年以上も前の作品なんですね。
かつてはこの手の映画は大好物でしたが、歳を取ってしまったせいか、成りすまして臨時教員になったり、通常の授業は行わず(出来ず)に数週間にわたって音楽(ロック)の授業だけをしている状況に、「そんな訳ないだろ!」となかなか作品に入り込めない自分がいました。
ですが、映画の持つ力なのか、リチャード・リンクレイターとジャック・ブラックの力なのか、期待を裏切らないラストに向けて、次第に映画の世界に入り込んでいき、最後は爽快な気持ちになりました。
この映画自体が今ではレトロですが、80年代の青春映画のにおいがプンプンする、さらに懐かしさを感じる映画でした。
久々にジョン・ヒューズの映画が観たくなりましたね。 - 鳥(1963)
【★★★★4・U-NEXT】
実は、「サイコ」と「めまい」くらいしかヒッチコック作品を見たことがありませんが、この2作品だけでも、ヒッチコックが”サスペンスの巨匠”と呼ばれる理由は十分わかります。
果たしてトリックやどんでん返しが封じられてしまう「鳥」という自然生物が題材だと、どうなるのか楽しみでした。
時代性なのかストーリーが甘いのか、登場人物の行動に理解できない部分は多々ありますが、たかが「鳥」が、恐怖の存在にしか見えなくなるのは流石です。
当時、この映画を見た人は、大量の鳥を見ると恐怖に感じたに違いありません。それは、ちょうど私が子供の頃、「ジョーズ」のせいで海に入るのが怖かったように。
今見ても、大量の鳥が飛来するシーンの演出は素晴らしく、さらに音が、不気味さや恐怖を倍増させます。ヒッチコックの演出技法の凄さを随所に感じます。
1980年代、ホラー映画がブームになった時に、なぜかこの映画は「13日の金曜日」や「死霊のはらわた」と同列で紹介されていました。
見て納得です。この映画はサスペンスというよりホラーですね。 - ゲット・アウト(2017)
【★★★★★5・U-NEXT】
噂にたがわず面白い作品でした。
上映時間104分。
無駄なセリフや描写は皆無。
逆に言えば、作品に必要なものだけを詰め込んだ濃密な104分。
昨今、編集で削れず無駄に長い映画が多い中、これだけでも称賛に値します。
途中、ビンゴのシーンでオチが読めたつもりになったものの、それを上回る作品全体の設計図が用意されていました。
もう最後は、恐怖を越えて思わず笑ってしまう怒涛の展開へ。
お見事!!
主人公の黒人青年が狙われる理由に、ブラックムービーの成熟とジョーダン・ピール監督の余裕を感じました。
「ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)」や「ボーイズ'ン・ザ・フッド(1991)」の時代が懐かしい。 - ナイル殺人事件(2022)
【★★2・Disney+】
前作「オリエント急行殺人事件(2017)」のトリックはあまりにも有名で、犯人がわかったうえで鑑賞しましたが、それでも面白かったです。
今作は、全く予備知識がない状況でしたので楽しみにしていましたが、中盤、事件が発生した時点で、犯人が判りました。
そもそも、原作は1937年で、いま世の中に存在しているほとんどのミステリー作品のルーツがアガサ・クリスティなんですから、犯人の推理できるのは不思議ではないですけどね。
ケネス・ブラナーの監督としての手腕で作品として一定のクオリティは保っているものの、事件が発生するまでの1時間がとにかく長く感じました。
よく出来た作品なのですが、なぜ主人公のリネット(ガル・ガドット)がサイモンという何のとりえもない男性と一瞬で恋に落ちたのか、この物語の核になる部分の説得力がないのは致命的かも。
ケネス・ブラナーの一番の傑作は、実は「愛と死の間で(1991)」ではないかと思っています。久々に見たいんですがサブスクに出てないんですよね。 - ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023)
【★★★3・U-NEXT】
1月にU-NEXTで「株価操縦ゲーム」というドキュメンタリーを見ました。
ヘッジファンドが空売りを仕掛けるゲームストップ社の株を、掲示板で集結した個人投資家たちが撃退するという、投資をする身としては信じられない興味深い話でした。
本作は、その中心人物「ローリング・キティ」(ハンドルネーム)を主人公としたコメディ映画です。
ドキュメンタリーでは、ゲームストップ株を買った人々や空売り機関側に焦点が当てられていたため、この騒動のど真ん中のストーリーを楽しむことが出来ます。
投資に関する知識が無くても十分楽しめますが、投資に興味がない人には、もっと他に楽しめる映画がありそうですね。笑 - ワン・バトル・アフター・アナザー(2025)
【★★★★★5・U-NEXT】
久々に、映画的な驚きと表現に満ちた素晴らしい作品に出会えました。
今年度のアカデミー賞受賞作品。
とはいえ、アカデミー作品賞に相応しいかというと正直微妙な気がします。
恐らく、そろそろPTA(ポール・トーマス・アンダーソン監督)をハリウッドとして認めるタイミングだとハリウッドの映画人が感じたのと、混沌としたトランプ政権へのアンチテーゼとして、作品が評価される良いタイミングが重なったんでしょうね。
昨年の作品賞が小粒な作品「アノーラ」だった反動もあるかもしれません。
この作品、アクションスリラーと紹介されますが、私は中盤から笑いっぱなしだったので、コメディ要素が強いと思うのですが、私の感覚がズレてるのかな。笑 - SFソードキル(1984)
【★★2・U-NEXT】
400年の時を超えて、現代のロサンゼルスにサムライが甦る、、、。
今から40年以上も前に、藤岡弘がハリウッドに進出した作品。
タイトルを耳にしたことはありました。がその程度です。
何故か目に留まり、81分という短さにも惹かれ、怖いもの見たさに再生しました。
いやー、この感じ、懐かしかったなぁ。
現代のロサンゼルスと謳いながら、「どこやねん」と思わず突っ込みたくなるようなロケーション。こんな映画たくさんありましたねぇ。笑
いかにも、レンタルビデオが急成長した80年代に量産された作品。
恐らく当時のニンジャブームに乗って、次はサムライだ!と企画されたであろう珍品。
でも珍品とは言え、おそらく藤岡弘が参加したことで、変なニッポン描写は少なく、ハチャメチャな設定ですが、意外にまともな作品です。
あの頃の何とも言えない感覚が甦り、感傷的になりました。笑
ドラマシリーズ
- 窓際のスパイ シーズン1(2022)
【★★★★4・Apple TV+】
MI5で左遷された落ちこぼれエージェントたちの活躍を描くゲイリー・オールドマン主演のテレビシリーズ。
画面中からあふれるイギリスっぽい雰囲気に、ミック・ジャガーが手掛けたテーマ曲「Strange Game」がマッチして、個人的には大好物。
大好きなゲイリー・オールドマンももうお年だし、作品に箔をつけるだけの存在かと思いきや、中盤からしっかり活躍してくれます。
全体を包み込むのんきな雰囲気とは裏腹に、ストーリーはかなり緊張感があり、その緩急の差に、見ていてかなり体力を消耗するシリーズです。(笑)
それにしてもMI6は、ジェームズ・ボンドで有名ですが、恥ずかしながらMI5は知りませんでした。
MI6が国外で活動する秘密情報部なのに対して、MI5は国内の治安維持を担当する情報機関なんだそうです。 - アソーカ(2025)
【★★★★4・Disney+】
SWがディズニーの手に渡ってしまったことで商業的に量産された作品の1つという認識だったので、正直期待してませんでしたが、これが意外に面白かったです。
アニメシリーズ「反乱者たち」を見た方が登場人物をより理解できるみたいですが、さすがに4シーズン全74話を見直すのはハードルが高く、断念。
アソーカの師匠がアナキン・スカイウォーカーなのは驚きで、ゆえに、この作品の一番のエピソードは何と言っても第5話でしょう。
マンダロリアンの時もそうでしたけど、この手の展開はファンをワクワクさせますね。
この作品は、続3部作にとっての旧3部作と「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016)」の関係のような作品なんだろうか。
今年、シーズン2が配信されるようなので、楽しみに待ちたいと思います。 - ラ・パルマ(2024)
【★★★3・NETFLIX】
ノルウェー人の一家が休暇を楽しんでいたラ・パルマ島で、未曽有の火山噴火が発生する、、、。
災害パニックものではありますが。意外にもパニック描写よりも家族やその周辺の人々に焦点が当てられています。
全4エピソードですが、前半は登場人物の背景や抱えているものが描かれます。
様々な要素を限られた登場人物だけに詰め込み過ぎなのはご愛敬ですが、確実に作品に前のめりになれます。
ところが、いよいよ火山噴火が発生する後半で、一気に展開が雑になってしまいます。
まあ、ある意味いかにもパニック映画らしいご都合主義満載で、思わず突っ込みたくなる展開の連続に。
そして、作品の狙いなのかもしれませんが、主人公たちの行動にとにかくイライラさせられます。
まあ、それだけ、作品世界に入り込んでしまっているとも言えるのですが、、、、。
前半で期待値が高まっただけに、後半の展開には少しがっかりしてしまいました。
とはいえ、なかなか見ごたえのある作品です。
しかも先月観た「トロール」と同じノルウェー作品。
他のヨーロッパとは一味も二味も違うノルウェーのエンタメ作品が気になって仕方がありません。
ドキュメンタリー
- マンハッタン宇宙人拉致事件(2024)
【★★★3・NETFLIX・3エピソード】
少年時代、UFOと思しきものを2回ほど見たこともあるし、UFO関連書籍を読み漁ってました。
「インデペンデンス・デイ(1996)」や「メン・イン・ブラック(1997)」など、映画で矢追純一さんの番組で知った設定が描かれると興奮したものでした。
最近でも、衝撃映像的な番組で時折UFOの映像が出てきますが、今や誰でも簡単に映像が作れる時代ですから、以前のように興奮することはなくなりました。
このドキュメンタリーで扱われるのは、1989年11月30日深夜にニューヨークに住む主婦が空中に浮かんでいるのを多くの人が目撃した事件。
こんなすごい事件があったのかと興味深く見ていると、ラストにかけて捏造疑惑から内輪もめ的騒動となり、UFOものとしては異色の展開に。
数多くの目撃情報もあるし、他にも似たような体験者が登場するので、全部が嘘ではないんだろうけど、きっと、どこかで話を盛っちゃったんだろうな。
関係者に関するたくさんの当時の映像は興味深いし、何より、年老いたご本人が当時の再現VTRに出演していたり、インタビュー映像で罵り合ったりして、不思議な面白さがあります。
どちらの側につくわけでもなく、あくまで中立な視点で作られた不思議なドキュメンタリーでした。
もっとドストレートなUFOドキュメンタリーが観たかったんですけど。笑 - レスラーという生き方(2023)
【★★★★★5・NETFLIX・7エピソード】
子供の頃は毎週かかさず「ワールドプロレスリング」を見ていて、好きなレスラーはスタン・ハンセンでした。当時はクラス中の男の子が見てましたね。
今は、特段プロレスや格闘技が好きという事ではないのですが、前に東野幸治がラジオでこのドキュメンタリーを絶賛していたのを思い出し見てみることに。
以前、東野が絶賛していた「ムービング」(Disney+)も、私のツボに完全にはまったのですが、今作も面白かった。東野とはおじさんの種類が一緒なのかも。笑
アメリカの片田舎で活動するOVWというプロレス団体のひと夏の興行を追ったドキュメンタリー作品。
この手の密着系ドキュメンタリーって、アイドルものがその最たる例ですが、カメラが回っていることを意識して、嘘っぽいものが多いのですが、レスラーという生き物の特性なのか、カメラを意識しているでしょうけど、かなりリアリティーのあるドキュメンタリーに見えました。
そこまで見せて良いのか心配になるほど赤裸々に裏側を見せてくれます。
プロレスファンにとっては承知の世界なのかもしれませんが、それにしても、、、。笑
レスラーだけでなく、スタッフ、観客にも焦点を当て、エピソードごとに人物像を深掘りしますので、見続けるうちに、それぞれのキャラクターが自分の中に入ってきます。
私にとっては、ヤンママレスラー、インドから来たチャンピオン、毎試合来ている口の悪い少女、最初はほぼ全レスラーから嫌われている新オーナーが、特に目の離せなかった存在です。
最後のエピソードでは、下手な映画では到底かなわないカタルシスを感じることが出来ます。
現在、OVWの公式HPを見てみると、ドキュメンタリーで見た多くの選手やスタッフを見つけることができません。彼らが今どうなっているのかが気になります。笑
2026年3月に鑑賞した作品はこちら ↓
2026年2月に鑑賞した作品はこちら ↓
2026年1月に鑑賞した作品はこちら ↓